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Voice of Heaven 2006年3月1日発売 VICP-63381 ¥2,520(TAX IN) 作曲・編曲・プロデュース:渡辺俊幸

【収録曲】
1. 遷宮/2. 森のテーマ/3. 愛・未来/4.「ハルとナツ」メインテーマ/5. 朝の祈り/6.「大地の子」メインテーマ/7. 森の時計のテーマ/8.「解夏」メインテーマ/9. 宿命/10. 届かなかった手紙/11.受けつがれる心/12.命・再生/13.遥かなるローマ/14.

数々の映画、ドラマ、スペシャル番組等の音楽で活躍し、最近ではサウンドトラックも大ヒットした倉本聰・脚本のフジテレビ系ドラマ「優しい時間」や、NHK放送80周年記念ドラマ「ハルとナツ〜届かなかった手紙」の音楽が記憶に新しい渡辺俊幸の作品集。日本最大の規模と古い歴史を持つ伊勢神宮で行われる20年に一度の大行事「式年遷宮」を今年から8年に渡り特集するNHKハイビジョン特集「伊勢神宮」メインテーマや、愛・地球博開会式のメインテーマ、CM、ドラマの話題曲等、女性ヴォカリーズ作品を中心に、心に染み渡る壮大でスピリチュアルな作品の数々を収録!!

曲目について

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1. 遷宮(NHKハイビジョン特集「伊勢神宮受け継がれるこころとかたち」メインテーマ曲)
オリガ(ソプラノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

昨年の夏の終わりの早朝に、私は、この番組の音楽取材のために初めて伊勢神宮を訪れた。先に外宮へ行き、天照大御神をはじめとする神々への朝食をお供えする儀式を見た。1500年間一日も欠かすことなく続いてきたという事もそうだが、料理に使用する火にしても古くからの作法通り、忌火屋殿で木と木の摩擦で忌火を起こすということにも驚かされた。この地には古くからの日本が生き続けていることを感じた。天上界を流れる五十鈴川の描写から始まるこの曲を通して、日本の古来の文化が未だに息衝き、神々が愛した特別な場所である伊勢神宮を日本人の魂の原点として表現しようと思った。オリガさんのまるで天界から聞こえてくるような透明感溢れる美声が伊勢神宮の持つ神聖さを醸し出している。

2. 森のテーマ(フジテレビ系ドラマ「優しい時間」より)
増田いずみ(ソプラノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

自然界に目を向けると不思議なことだらけである。我々人間のように酸素を吸って生きる生物がいるのに対し、二酸化炭素を酸素に変えて生きる森林のような存在がある。両者のバランスが取れることで今日までお互いに生き続けてこられた。これは、偶然であろうか。森林から私たちが受ける恩恵は、計り知れないものがある。年々進む森林破壊により気候がおかしくなり、生物の種の絶滅の速度が加速しているという。普段、都会に暮らしている私のような人間は、オゾンに満ちた富良野の森のようなところへ行くと心からの安らぎを覚える。人間にとっての命の源である森を守りぬくことを私たちは真剣に考えなければならないと思う。

3. 愛・未来(愛・地球博 開会式メインテーマ曲)
小形眞子(ピアノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

昨年行われた「愛・地球博」では、自然と人間との共存を大きなテーマとして掲げていたと思う。科学技術が未来に向かって進歩していく中で自然とどう向き合って行けば良いのか。結局の所、人間一人一人がどれだけ他の存在を思いやれるようになれるかということに全ての解答があるように思う。未来の地球が私たちの子孫にとって喜ばしい幸福な環境であることを祈りつつこの曲を作った。

4.「ハルとナツ」メインテーマ(放送80周年記念ドラマ「ハルとナツ〜届かなかった手紙」メインテーマ曲)
増田いずみ(ソプラノ) 岩城宏之指揮 NHK交響楽団

このドラマはNHK放送80周年を記念して制作された。日本とブラジルを舞台としながら「戦争の悲劇」と「家族の絆」を中心のテーマとして描かれているストーリーは私たちに多くのことを語りかけてくる。増田いずみさんの母性を感じさせる優しさで包み込まれるような歌声と岩城宏之氏指揮によるN響のダイナミックな演奏を味わっていただきたい。

5. 朝(あした)の祈り(雑誌「いきいき」CMソング)
ヤドランカ(ボーカル・作詞) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

雑誌「いきいき」の出版元であるユーリーグから出版されている「生き方上手」という本がある。その著者である日野原重明さんは、現在94歳で聖路加国際病院理事長などの重責のポストを兼任されている。私の倍近くも人生を過ごされ未だにお元気で人々のために仕事をされている日野原先生の言葉には説得力がある。先生のように長く充実した人生を送るためにも私もこの本から多くを学び実践して行こうと思う。

6.「大地の子」メインテーマ(NHK TVドラマ「大地の子」メインテーマ曲 二胡ソロバージョン)
姜建華(二胡) 渡辺俊幸指揮 友田啓明ストリングス

中国を舞台に繰り広げられるこのドラマのテーマには、やはり中国の伝統楽器である二胡の音色はよく似合う。二胡奏者の 姜建華さんは、この曲をご自分のアルバム「 Ocean Road To China 」に収録し、コンサートで今も度々演奏してくださっている。番組が放送されてから10年経つことを考えると、とてもありがたいことだと思っている。世界的に活躍する姜さんの魂のこもった演奏をお楽しみいただきたい。

7. 森の時計のテーマ(フジテレビ系ドラマ「優しい時間」より)
増田いずみ(ソプラノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

「優しい時間」で使用された「森の時計」という喫茶店は、作者の倉本 聰 先生の設計で富良野プリンスホテルの敷地内に建てられたセットであったが、番組終了後も同じ店名で実際に営業している。私も建てられたばかりの頃、この番組の音楽打ち合わせのためにそこを訪れ、倉本先生、そして番組のスタッフと共にそれぞれが手動のミルで挽いたコーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごすことができた。ちょうど紅葉の時期で大きな窓から見える美しい森の風景に心が癒されたことを思い出す。

8.「解夏」メインテーマ(映画「解夏」より)
渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

ベーチェット病という徐々に視力を失って行く病に冒された主人公とその恋人、家族、友人たちの心理的葛藤を描きながら生きて行くことの喜び、悲しみ、希望を描いた映画「解夏」のメインテーマ。私の長年の心友でもあるさだまさしの小説「解夏」が原作。この曲は映画の最後のシーンで流れた曲で、せつない気持ちを表現しながらも終わりに希望を感じさせることを意識した。

9. 宿命 (NHKスペシャル「ローマ帝国」より)
ヤドランカ(ボーカル) 渡辺俊幸指揮 コンセール・レニエ管弦楽団

2000年以上も前に下水道も整備されるなど驚くほど豊かな暮らしを営んでいたローマ人たちも、やがて欲に溺れ、軍事費の増大などが重なり、崩壊へと向かって行った。この曲は、現代への大きな教訓を残したローマ帝国の繁栄と崩壊に見る人間の哀しい宿命を見つめた祈りの曲である。母国である旧ユーゴスラビアの内戦の経験を持つヤドランカさんの哀しくも魂に響く歌声が心に沁みる。

10. 届かなかった手紙 (放送80周年記念ドラマ「ハルとナツ〜届かなかった手紙」より)
増田いずみ(ソプラノ) 岩城宏之指揮 NHK交響楽団

出したはずの手紙が何らかの理由で相手に渡らないように、自分の中の伝えたい気持ちをその相手に伝えられないというのは、とても悲しいことである。人は生き物である以上、いつ何時命を失うかもしれないことを想うとき、大切な人には特に、話すべきことは先延ばしにせずに伝えなければと思う。

11.受け継がれる心 (NHKハイビジョン特集「伊勢神宮 受け継がれるココロとカタチ」より)
オリガ(ソプラノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

伊勢神宮において20年に一度行われる式年遷宮は、社殿を新しく建て直すだけでなく、中に収める御装束神宝もすべて新しく作り直す。それぞれの分野における人間国宝級の方々がその仕事に携わるわけであるが、古式に則った伝統的な作法・技法で以前の物と寸分違わぬように作り上げるのは決して容易なことではないと思う。現在のようにコンピューターに代表されるような便利な機器に囲まれた生活状況におかれれば尚更の事だ。神様に捧げるためだけのほとんど誰の目にもふれることのない品々を制作するために、約1300年間続いてきた伝統・文化を正しく継承していくという使命感と責任を持って仕事をする方々の心を想う時、私はとても深い感動を覚える。

12.命・再生 (NHKスペシャル「シリーズ阪神・淡路大震災10年」メインテーマ曲)
小形眞子(ピアノ) 渡辺俊幸指揮 フェイスミュージック・オーケストラ

阪神・淡路大震災から11年が経過した。未だに癒えぬ悲しみを背負った方々への祈りをこめて作曲した。

13.遥かなるローマ (NHKスペシャル「ローマ帝国」メインテーマ曲)
ヤドランカ(ボーカル) 古川昌義(ギター) 岩城宏之指揮 NHK交響楽団

ローマ帝国の繁栄と滅亡を凝縮して描いた曲である。スペインに残る「闘牛」の風習にローマ時代の「剣闘士」の姿を重ね、スパニッシュなイメージのギターをメインの楽器とした。

14.慈愛(NHKスペシャル「この子と生きる〜ダウン症〜命の記録」メインテーマ曲)
ナターシャ・グジー(ソプラノ) 田代耕一郎(ギター) 千代正行(ギター) 渡辺俊幸(キーボード)

この番組は、愛しくてたまらないという気持ちをこめて父親がわが子を抱きしめている写真の表紙が印象的な『たったひとつのたからもの』という本で描かれている加藤秋雪くんの生前のエピソードを中心に、ダウン症の子を持つ親と子供の思い、支え合う姿を綴ったドキュメンタリーである。ナターシャさんの天使のように純粋で透明な歌声が素晴らしい。

M-1, M-4, M-9〜14 Licensed by NHK
M-5 Licensed by U-LEAG CO., LTD.
M-8 Licensed by ALTAMIRA PICTURES, INC. & FUJIPACIFIC MUSIC INC.

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